特許出願のご依頼方法

ご依頼方法

 当所への依頼は原則として、所定の様式による申込書を記載していただく方法により行っております。発明についての相談やお見積につきましても、以下のフォームをお使いください。

申込書のダウンロードはLinkIconこちらのページから

 以下に、当所における特許出願サービスの提供の標準的な流れを示します。
(1) お客様より技術者様の書いた原稿や、グラフ、図面、装置の写真、フローチャート等を、当所にFAX等にてご送付下さい。その後、当所がお客様の所へお伺いし、技術者様とお話し合いをさせて頂きます。
(2) 依頼申込書のご記入をお願い致します。
(3) およそ2週間程度で特許出願の原稿を完成させ、お客様にFAX等にて原稿をお送りいたします。
(4) 技術者様に原稿確認(1週間~)をして頂き、出願のご指示をお願い致します。(必要があれば追加、修正、削除のご指示をお願い致します。)
(5) お客様より出願のご指示を頂いた後、当所にて特許庁に特許出願を致します。
(6) 特許出願終了後、当所より出願報告及び請求書をお客様に郵送致します。

以上はあくまでも原則であり、全ての案件についてこのような流れになるわけではありません。お客様のご都合・ご要望に合わせ、柔軟に対応致しますのでお気軽にお申し付け下さい。

以下、弊所にご依頼の際、何を説明すれば良いかをおおまかにご案内致します。

1. アイデア(発明)の内容 
 アイデア(発明)には、一般的に以下の3つの側面があります。
     (1)目的(課題や願望)
     (2)構成(解決手段)
     (3)効果(結果)
 これらの3個の事項を説明していただければ、アイデア(発明)を十分に説明でき、特許を出願することが可能となります。
(1)「目的」について
 そのアイデアが何をしようとして生まれたものであるのか、説明する必要があります。
例 ①携帯電話のボタンをもっと押しやすくしたい。
   ②ゲームの画面をもっと滑らかに動かしたい。
   ③中古品のオークションをより効率的にしたい。
 特に、既存の製品の説明もしていただき、既存の製品ではこの「目的」が達成できないことも併せてご説明していただければより好適であります。

(2)「構成」について
 上記「目的」を達成できる具体的な手段を、詳細に説明する必要があります。
例 ①押しボタンの形状を図面(設計図)で示す。押しボタンの模型を見せる。押しボタンの材質の組成を明らかにして示す。押しボタンの表面に滑り止めとなる凹凸が設けられていることを図で示す。その凹凸を設ける加工方法も説明する。
  ②画面を書き換えるハードウェアの構成ブロック図を示し、その動作を説明する。画面を書き換えるソフトウェアのアルゴリズムをフローチャートで説明する。背景が書き換えられる動作をフローチャートで説明する。
  ③中古品の情報をサーバー上で公開する手段を詳細に説明する。公開する写真、値段、出品者、落札初期価格、等の具体的な事項を説明する。オークションに参加する具体的な動作を、フローチャート等で説明する。

 特に、なぜ「目的」が達成できたのか、その理由も併せて説明していただければ、より正確な「構成」の説明となります。また、「構成」のバリエーション(変形例)をなるべく多く説明すれば、より強い特許を取得することができます。

(3)「効果」について
 上記「構成」に基づく効果、特に技術的効果を説明します。
例 ①指が滑らず、ボタンが押しやすくなる。
  ②画面書き換えが従来に比べて2倍以上になった。
  ③中古品のオークションにおける個人情報の漏洩を防止できる。

2. 用意していただきたい資料
 以上の説明においては、適宜、資料を用意することが好適です。
例 ①ボタンの設計図、ボタンの試作品、ボタンの押す前と押した後の図。
  ②ゲームの実行を実演する。
  ③オークション画面のスクリーンキャプチャー画面。
 その他、フローチャートや、実験結果データ等、一般の技術説明と同様の資料をご提供いただけれ
ばより強い特許の取得を目指すことができます。

 ※ 但し、技術分野によって、説明の仕方は千差万別かと思われます。ご不明な点はいつで
もお問い合わせ下さい。

 ※ 尚、ビジネスモデル特許については、「コンピュータ関連発明(ビジネスモデル特許等)
特許を取るために知っておきたいポイント」を別途パンフレット等で配布しておりますので、
ご希望の方は、メール等でご請求ください。